あらすじ 人間の世界と、彼等の世界……――。 別たれた世界を繋ぐのは、頁という扉だった。 魔本という、人を飲み込む本がある。 読者を取り込み、そのまま喰らうというその本がいつから存在していたのか、何故存在するのかを、 人々は皆知らなかった。 触れれば帰らぬ人となり得るからだ。 それ故に本は恐れられていた。 しかし本は文明の措定である。人々は恐れながらも己の歴史を守る為に、各地に大図書館「ビブリオ」を 建設、書物を管理していた。 そんな世界の各地で書物を探し求め、売り歩く古書商人のゼノはある日、とある貴族の家で魔本を探し求めて 旅をしているという少年、アクィと遭遇する。 それはながいながい歴史の中の、ちいさなちいさな物語。 相変わらずなファンタジー。 童師がヨーロッパ風味なら、ビブリオは中東風味です。古代ローマとか目指してた気がするんです。 まあ、二年以上も前の話ですけどね!(ちゃんと掘りかえせよ) 戻る |