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慈雨設定・人物紹介

あらすじ

古龍狩りの少年、シグレ・ドルミリウスは死にきれぬ亡者となった。

記憶にあるのは最期に討ち取った黒龍との会話で聞いた、その原因。

死ぬこともできず、ただ崩れ蕩けていくのを待つ彼を救う手立ては、死をも歪める由縁を断つことだけ。

辺境の主であるニアと共に、彼は己が死にきれない原因を探しに古都へと向かう。

時を同じくして、瑞穂の國に住む青年、奈枝良 時雨(なぎら しぐれ)は、

60年に一度行われる鎮守の儀に赴いていた。

儀式を始めた彼とその母氷雨(ひさめ)は、恐ろしい妖者たちによって伏魔殿へと連れ去らわれて……?

人物紹介(操作可能キャラ)

シグレ・ドルミリウス

本作の主人公。

古龍狩りであるドルミリウス家の庶子として生まれ、幼少から疎まれて生きてきた。

正統な後継の異母兄エルミリウスを差し置いて龍狩りの力に目覚めて

しまったため、一族のために龍を狩り続けたが、役目の終わりと同時に殺された。

死ぬこともできず亡者として辺境を彷徨う中で生前の記憶を思い出し、

己が死ねない理由を探しに伏魔殿へと向かうことになる。

奈枝良 時雨(なぎら しぐれ)

瑞穂の國で五大光家と呼ばれる由緒正しい家柄の跡継ぎ。

生まれてすぐ母が失踪し、ほどなくして父が自殺してしまった為、

華族として生まれたにもかかわらず貧しい貧乏人生活を送ってきた。

60年に一度の鎮守の儀に備え柳門に伝わる呪術を研鑽してきたが、

努力むなしく、封印が解かれた伏魔殿へと引き摺り込まれ消息を絶つ。

17年ぶりに再会した母とはうまくいっていない。

觀 燕西(かん えんせい)

奈枝良家の従者、時雨の世話人。

ある任務で柳門に生まれるという鬼の後継を探してやってきた。

元々の家業が万屋(もとい殺し屋)であるため時折発言が黒いが、

孤立無援の時雨を気にかけ、いつも世話に徹している。

同業出身でまだまだ青い鞍芽に対しては態度が冷たいが、

それが元来の性格であり、時雨には猫を被っている。

ニア

生者にも死者にも属さない、亡者たちの住まう辺境の主。

知りもしない誰かの罪を清算するために亡者たちを弔い続けている。

弔いの一環で死ねないシグレと共に伏魔殿に同行する。

生前何も得ることのなかったシグレに対し、そのすべてを容認して

助力になろうとしてくれるのだが、その正体は謎めいている。

彼女はシグレにとある「嘘」をついているらしい。

舞台

開かれぬ地『瑞穂』

潮の流れによって分かたれた島。外海との交流は細々と少なく、

原住民たちが己の文化を築きながら生きている。

瑞穂の国中央区鎮守府が舞台となる地域。

瑞穂に存在するあらゆる魑魅魍魎を封じるための「鎮め」が施された場所。

「鎮め」は五大光家と呼ばれる皇族に縁ある一族が守っている。

灰の揺籃『辺境』

理の王たちが完全なるを目指したときに捨てられた不完全の吹き溜まり。

連理への導きを失い、暗く歪む魂が亡者と呼ばれ、この地を彷徨っている。

元来そこは何もない虚無であったが、最初の亡者たる獣が自らを土地として辺境を創った。

弔われず、生死を望まれなかった者たちは形を失い蕩けていくため、常に蟲達がそれらをあさっている。

蟲は獣から湧いている。

秘匿の領域『伏魔殿』

かつて瑞穂の國を跋扈していた人ならざる妖者たちが隠れ住む場所。

皇家一族の神和 (かんな) ぎ達との争いに負けて移り住んだと言われている。

外海に彼らが漏れ出すことのないようにと、瑞穂の國は国交を断交し、鎮目を行い続けている。

首魁と呼ばれる長がおり、その意思によって空間は容易に変幻する。

妖たちは皆、同族には寛容である。

人の神を祀る国『ミレス帝国』

その昔、レガリア王国とミレス国の国境で起こった戦争を勝利に導いた軍師エイルディートを神と祀る国。

遥かに聳える山々と広大な森林に囲まれた土地には、様々な龍や獣が生息しており、

人類は生活圏をめぐり超越的な存在である彼らと争いながら生きている。

帝国には力こそを権力と称え、強き者とその血族を尊ぶ思想が色濃く根付いている。

全てをねじ伏せる力は神聖でなくてはならない、たとえ由縁や経緯がどんなに呪われていようとも。

攻略情報

エンディングについて

投げ出した現段階で実装済みEDはバッドエンド3つです。

予定では以下8つ(+おまけ)になる想定でした。

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END0 「赦されなかった好奇心」(済)

END1 「鬼王再誕」(済)

END2 「終わりなき辺境」(済)

END3 「ペルソナ」

END4 「古龍狩り」

END5 「柳の遺り木」

END6 「弟」

END7 「獣の弔客」

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さて、3~7が実装される未来は来るのでしょうか……。

その他落書きとかおまけ

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